ブログ〈メンタルヘルス〉

2020.11.20

敵を作らない人間関係を円滑に進める技|メンタルヘルス


会社は上司、部下、同僚がいる縦社会です。幅広い年代の人が働いている会社も珍しくありません。また、年功序列に重きをおく一方で、実績も重視され年齢に関係なく役職を与える企業も増えてきました。会社や上司に認められることは、会社における自分の価値を確認することができ、やりがいやモチベーションへと繋がります。しかし、認められることで先輩や同僚からの反感を買ったり、面白くないと思われたりすることも少なくありません。会社で成功するためには、人との付き合いが非常に重要です。困った時に助けてくれる、何かあったら任せたいと思う、このような関係が成功へと導きます。


・自分が所有するものを誰かに奪われるかもしれない不安
・自分が持っていないものを持つ者に対する羨望や妬み

嫉妬とは上記のような意味があります。
防衛本能に由来する感情で誰でも抱く感情ですが、これが強すぎると理性が利かなくなり、陰湿ないじめのような行動に発展しかねません。陰で、誹謗・中傷される懸念も出てきます。このような会社の雰囲気は決していいものとは言えないでしょう。

嫉妬する側に非がありますが、嫉妬されないように心がけることも大切です。今回は反感を買わず嫉妬されないで、上手く業務を遂行する方法について紹介したいと思います。


嫉妬する側の心理として理解しておきたいことは「喪失不安」です。優秀な後輩や部下は自分のポジションを脅かす存在に見え、自分を追い越して先に昇進するのではないか、自分のポジションが奪われるのではないかという不安に駆られています。

会議で何か発言する時には、上司や先輩に配慮し周囲の協力や助言、指導のおかげであることを言い添えるようにしましょう。また、上司や先輩の実績を評価した上で「不足ながらさらに発展できるように考えてみました」と提案するのもいい方法と考えられます。自分ひとりのアイディアではないことを示すことが大切です。


上司の上司から目をかけられたのは、おそらく仕事ができて気が合うからと考えると、それはとてもいいことです。しかし、直属の上司からしてみるとそれを面白くないと捉えることも自然なことに思えます。そのような時には、積極的な「ごますり」を行います。「明日部長に飲みに誘われているんですが、課長も一緒にいかがですか」と直属の上司を巻き込んだり、「僕の仕事が上手くいっているのは課長の適切な指導やフォローのおかげなんです」と上司の上司へのさりげなく伝えてみたりすることをお勧めします。


人は他人と比べて自分の能力などを評価しようとする「自己評価動機」を持っています。学歴は比べやすいためにコンプレックスを抱く人もいます。何か失敗すると「○○大学を卒業していてもそんな失敗するんだね」と嫌味を言うことがあります。そういう時には「学歴が優位な立場にある自分が、少しくらい嫌な思いをするのは仕方ないな」と鷹揚に構えましょう。大抵の場合、本人には嫌味を言っている自覚はありませんが、周囲は気がついているのであなたがむきにならなくても味方になってくれるはずです。学歴に振り回されないために、それ以外で自信が持てる評価軸(すぐに人と打ち解けられる当)を確立すると、より何を言われても気にならなくなります。


同期で最初に昇進したり、大役に抜擢されたりすると、それまで仲の良かった同僚から嫉妬されることがあります。「自分の方が優秀なのに」と思って嫉妬している場合には、怒りをぶつける相手は正しく評価していない上司や人事のはずですが、直接怒りをぶつけることは怖いので矛先を変え、出世、抜擢された同僚へと向きます。最初に発令を受け、周りから祝福されたとしても「運が良かっただけ」「チームに支えられたおかげ」と自分の力ではないことを示しましょう。


男性の多い会社の中で同世代の女性が二人いたら、周囲は自然と二人を比べるような見方をします。そのため同年の女性の上司と部下ではより複雑思いになりやすくなります。女性の上司は部下が何か複雑な思いを抱いていると感じたら、謙虚な姿勢で素直に話してみましょう。「最近イライラしているのは、もしかして私の実力がないせいで上手くできてないことがあるからかな?」「どういうところが出来てないか教えてほしい」など率直に伝えてみましょう。女性同士は素直に話すことで、お互いの誤解が解かれたり、すっきりしてどうでもよくなったりすることが珍しくありません。


反感や嫉妬は強くなると、陰湿ないじめや嫌がらせに発展する可能性があります。反感を抱かせたり、嫉妬させたりしている可能性もありますが、相手の立場に立って、謙虚な姿勢で接しているならば、十分反感や嫉妬をさせない努力をしていると言えるでしょう。今回ご紹介した内容を実践しても、上手くいかないこともあると思います。

それは相手の感情を他人が100%コントロールすることはできないからです。人の思いは感じている本人に責任があります。嫌味を言われたり、嫌がらせにあったとしても、決して自分のせいだと思わず、自分を責めないようにしてください。

職場の環境が辛くなったり、不安を感じたりしたら、必ず会社の信頼できる人や相談室、外部のカウンセリングに相談して、一人で抱え込まないようにお願いします。

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