メンタルヘルス

2021.02.10

職場にいる様々な人と話すときに心がけてみるポイント|メンタルヘルス

 職場は自分とは違うさまざまな人間と出会う場でもあります。例えば、“細かいな~なんでこんなにあの人はこだわるんだろう?”、“言ってもあの人は話がなかなか分かってくれないな~”、“あ!またミスして!すぐ忘れる!”・・・などなど。

業務やコミュニケーションを円滑にこなす人もいるなかで、全員が同じようにこなせるというわけではなく、時には、自分ではやらないミスを他人がしてしまうのを見て、イラ立ってしまうこともあるでしょう。

 そこで今回は、自分の思いがなかなか伝わらないと思う相手や、ミスしているのを見てイラッとしてしまうような相手に対しての業務やコミュニケーション面における工夫点、心がけていきたい点についてお話していきたいと思います。
 
【接し方のポイント】

    まずは相手の話をすべて聞く

―自分の考えや気持ちを上手く表現できなかったり、伝えられなかったりする人もいます。そのため、場合によっては本人が主張しようとしていることをくみ取り、言葉を補いながら理解しようとすることが大切です。(自分自身に余裕がないと難しいことではありますが…)そして、本人の考えていることや感じていること、希望などを整理します。

    感情的にならずに穏やかに接する

-感情的、否定的な態度は不安をあおったり、混乱させたりしやすくしてしまいます。当人にとって、これまで「当たり前」と考えていたことを他者から責められると本人も感情的になり、ますますコミュニケーションが取れなくなってしまいます。「あなたはそう思ったのね」と一度受容してあげることで、相手も冷静になることにつながります。

    「指示」ではなく「提案」をする

―本人の話に異論がある場合でも、話をすべて聞き終わってからこちらの意見を述べます。ただし、「否定をしないこと」と「意見を押し付けないこと」がポイントです。「あなたの考えは○○ですが、私はこう思います」と2つの意見を述べ、本人の意思決定を尊重しましょう。 こだわりが強い傾向にある人の場合、自分が決めたやり方に固執してしまったり、失敗するかもという不安から見通しを立てられていなかったりすることもあります。周囲の人は2つの意見のメリットとデメリットを示し、失敗するかもしれない、後悔するかもしれない、という負の要素についても情報提供しておくことが大切です。「○○しなさい」「○○したほうがいい」などといった結論の誘導や説得は避け、本人の意思を尊重(共感)しながら「提案」をし、「合意(同意)」を得るといった「共感」→「提案」→「合意」というプロセスを意識してみましょう。

     言ったことと自分の行動が矛盾しないようにする

―話し合いができたとしても、自分自身が言ったことと行動が矛盾しないように心がけ、一貫した姿勢を常に相手に示していくことも大切です。

     情報は「簡潔」に「視覚化」して伝える

―伝えるべきことは一度にひとつだけにし、簡潔に伝えます。加えて、メモや文書を手渡すなどの工夫をするとよいでしょう。また、ルールや方法などを忘れないように文字や絵、実物などを見えやすい場所に置くといった工夫も効果的です。

     具体的に示す

―あいまいな表現(「適当に」「きちんと」など)が理解しにくい人もいます。何か伝える時は、「17時までに終わらせる」「紙の端を揃える」など具体的な表現を心がけるようにします。また、自分自身の感情を認識するのも苦手な人もいます。「~でいいのかな?」「~と思ったの?」などと声をかけるといったことも、相手が自分の感情に気がつきやすくなるでしょう。

 以上のことを心がけてみようと思っても、まずは自分自身に心の余裕がないと難しいものです。
そのため、自分自身が一人で抱え込まずに誰かに相談したり、仕事中ではあってもきちんと息抜きを心がけるなど、心の余裕を持てるよう意識してみて、普段の他者とのコミュニケーションの仕方を見つめてみるのもひとつかと思います。
【参考文献】
「女性の発達障害サポートブック」 本田秀夫 植田みおり 著 ナツメ社

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