メンタルヘルス

2021.02.22

嘱託産業医は精神科医がよいのか

 嘱託産業は専属産業医と違い、他の病院に勤務していることや開業医として
働いていることが一般的です。(専属産業医は全体の0.4%しかいない)

嘱託産業医の主な職務は
1.職場巡視と指導
2.定期健康診断等の結果を確認し、健康管理区分を決定し、事後指導を行う。
3.健康相談・メンタルヘルス相談
4.過重労働者に対する面接指導
5.休職者・復職者に対する産業医面談
6.安全衛生委員会への参加
7.健康診断結果報告書・ストレスチェック報告書への署名、捺印
8.意見書の作成、その他産業医として必要な業務全般
※【嘱託産業医スタートアップマニュアル「ゼロから始める産業医」著者 勝木美佐子、奥田弘美】より引用

 医師は全ての領域に関して基本的な知識は勉強しますが、専門医制度などがあり、自分の専門外の領域には詳しくないことがあります。そのため、産業医が全てに対して精通するのはとても難しいように思われます。産業医活動は時代に沿って変わっていき、職業病・中毒、災害防止、健康管理、生活習慣病、メンタルヘルス不調者への対応、ストレス対策と産業医として求められることが増えてきました。
今までは、産業領域ではどちらかというと体の健康に関する事柄に焦点が当てられていましたが、2014年6月の安全衛生法の改正でストレスチェック制度が義務付けられ、メンタルヘルス領域も重視する必要が出てきており、精神科を専門とした産業医が重宝されるようになりました。しかし、精神科医は、心の専門家であり、体に関しては内科医の方が専門です。嘱託産業医は何科の医師がよいのでしょうか。

 精神科医、内科医、耳鼻科医、外科医、形成外科など何科が専門科であるかよりは、産業医活動に対して熱心に取り組んでいる、歴が長い、労働衛生コンサルタントを所有しているなどが重要になってきます。最近では、産業医紹介会社で他の科よりも精神科医の金額が高くなっているケースがあります。社内のメンタルヘルス対策に困っている会社が産業医紹介会社に問い合わせを行い、産業医紹介会社が精神科医を紹介し、高く金額を取るというものです。
産業医は主治医にはなれません。もし、従業員にメンタル不調者が出た場合、その従業員をいかに早く近くの精神科クリニックにつなげるかが大切なことです。そのため産業医が必ずしも精神科医である必要はありません。大切なことは従業員がメンタルヘルス不調になった時に早めに気づき、迅速に対応できる職場の体制づくりなのです。

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