メンタルヘルス

2021.03.22

テレワークとメンタルヘルス

  新型コロナウイルスの影響で、テレワークを導入する企業が増えました。テレワークを導入することで、通勤時間の削減やどこにいても働けるという利点など様々なメリットがありました。新型コロナウイルス終息後もテレワークを続ける企業が多いとの声を耳にします。では、テレワークを続けていく上で、従業員のメンタルヘルスはどうなのでしょうか。

 新型コロナウイルス感染症が日本で広がり始めた2020年2月以降、全国の自殺者数は過去3年間よりも少なく推移しています。さらに4月には大きく減少しました。

テレワークが導入されたことにより、毎朝出勤するストレスから解放されたという声が多かったと言います。しかし、2020年6月以降は自殺者数が増え、10月には前年比の約1.5倍にもなりました。現在もまだ新型コロナウイルスの終息の兆しは見えず、自殺者数も増加しています。

 オフィス出社の勤務ですと、毎日リズムのある規則正しい生活を送ることができます。しかし、テレワークですと、勤務時間ギリギリまで寝て、きちんと着替えないまま仕事を開始するというようなことも多いのではないでしょか。外に出ないと日光を浴びる時間もなく、通勤時間もないので運動する時間もなくなり、またコミュニケーションをとる相手もいないため、ストレスが溜まったり、脳のリズムが崩れていきます。

また、テレワークだと仕事とプライベートの境目がなくなるため、今までのように会社を出れば、仕事のことを考えなくて済むというようなことができず、仕事が終わっても仕事のことを考えてしまったり、どこまでが残業なあのかどうかという境界線が難しくなってしまう点もあげられます。

それによりマイナス思考になったり、孤独感を感じたり、寝つきが悪くなったり、食欲不振、肩こり、頭痛、様々な不調をきたすようになります。これが続いてしまうとうつ病になってしまう可能性が非常に高くなります。

           

 その他に、オンライン上でのコミュニケーションがうまく取りづらいという理由でメンタル不調を訴える方が多くなっています。オンライン上ですと、直接話しをするよりも、細かい表現が伝わりづらく相手が何を言っているのかを読み取るのに苦労します。

上司からの指示はいつも冷淡できつく聞こえ、落ち込む要因の一つとなります。それと同時に従業員の働いている様子が見えにくいという点も不安な要素であります。従業員がいつもより元気のない様子であったとしてもその不調に気づきにくいという点は、いざという時に周りのサポートがしづらいというデメリットとして考えられます。

 テレワークは経営側の視点からみると、通勤交通費の削減につながったり、大きなオフィスを構える必要がなくなるため、利点が多く見えますが、働く従業員の人達側からするとデメリットもあり、通常出勤と一長一短のような気がします。

メンタルヘルスの観点から何の工夫もせずにテレワークを今後も従業員に課すことは大変危険ではないでしょうか。

【理想の働き方とは】

 オフィスに出社することはメンタル不調を訴えることもありますし、テレワークでメンタル不調を訴える人もいます。

では、どうしたら良いのでしょうか。

テレワークによるメンタル不調の増加が問題視されている中で、専門家による理想の働き方が話し合われていますが、現在理想の働き方の明確な答えはまだ出ていません。

しかし、その中で一つの候補として自由勤務形態が良いと言われています。テレワークをしたいときはテレワークを、オフィス出社をしたいときはオフィス出社をするという従業員の希望に任せるという勤務体系です。

実際にこの勤務体系を導入している企業はあり、働きやすいという声があるようです。

この働き方が効果的であるのかはまだまだ実証段階ではありますが、一定の効果はでているようです。

    

まとめ

 新型コロナウイルスの影響で私たちの生活様式がまるっきり変わってしまいました。テレワークによるメンタル不調だけでなく、テレワークによるハラスメントなどの問題も出てきております。会社が働きやすい職場であるためにも、常に従業員の声を気にする職場づくりが大切であると言えます。

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