産業医とは? 普通のお医者さんとの違い

 更新日:2021年6月14日

 産業医とはどのような仕事をしているのでしょうか?産業医と普通のお医者さんの違いは何でしょうか?その点を今回は解説していきます。

産業医とは

産業医とは、産業医に関わる医師という意味で産業医と呼ばれています。基本的に産業医の業務は、会社内で行われます。産業医は2つに分かれています。普段は通常の医療業務を行いながら、非常勤という形で月に一回会社に訪問する産業医を嘱託産業医と呼び、会社側に雇用され、常勤でいる産業医は専属産業医と呼びます。

50人以上の労働者を抱える事業場は、嘱託産業医の選任が必要となります。また、事業場の労働者が1000人を超える場合は、専属産業医が必要です。産業医の主な業務は、職場が働きやすい職場であるかを常にチェックし、職場改善指導を行ったり、健康診断後の面談やメンタル不調者の面談、休職者や復職者の判定などを行います。

産業医になる方法

産業医になるには、医師免許を取得した後、産業医として働くための研修を受けたりする必要があります。産業医は、内科、精神科、外科、耳鼻科など専門科を持ちながら、産業医活動を行うのが一般的です。

⇒【産業医という資格

【主治医との違い】

また、産業医業務では保険が適用されず、産業医の報酬は基本的に会社側から支払われます。労働者がメンタル不調などを訴えた場合、その面談をする際、一回の面談につき、1~2万円が相場となります。

産業医面談と主治医による診察は異なります。主治医は保険診療を行い、疾患の治療が目的であり、就労能力の判定は症状の改善度に合わせて行います。一方で、産業医は労働者(患者)に寄り添うことだけでなはなく職場の規則や価値観などを考慮に入れた上での面談を行います。

また、基本的に産業医は主治医になることができません。産業医は事業主と労働者の間で中立性を保つために、患者の利益を守る立場である主治医にはならないのです。

産業医が復職を許可しないケース

休職している労働者が主治医からも少しずつ働いても良いと言われた時に、産業医側がそれを許可しないケースがあります。それは、労働者側が働きたいという意志を持っているとしても、またすぐに再発する恐れがあり、会社側に影響を及ぼしてしまう場合を考慮しなくてはならないからです。

したがって、産業医が労働者・主治医側と事業主側とで板挟みとなるケースはよくあるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。産業医は主治医の街のお医者さんと違い、会社のお医者さんという立ち位置です。社員が病気にならないように予防することと、会社の状況を考慮しなくてはならないため、病気を治してくれる街のお医者さんとはかなり違うことを理解していただけたのではないでしょうか。

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