ストレスチェック 受けたくない 受けることの意義
更新日:2024年11月18日
ストレスチェックとは、2015年12月から労働者50人以上の事業場で実施を義務付けられているストレスの状態を測る検査です。労働者が50人以上の事業場で義務化されています。(2024年10月に労働者50名未満の事業場でもストレスチェックの実施を義務化する方針が決定)労働者が50人以上いる事業場では、ストレスチェクの実施が義務化されていますが、労働者側が受験するかしないかは任意であるがゆえに、ストレスチェックを受けたくないという方も少なくありません。
ストレスチェックを受けたくない人の心理とは?
①会社側に自分のストレス状況を知られたくない。
これは、事業場側の周知の仕方に問題があります。ストレスチェックは個人情報を守ることを義務付けられていますので、ストレスチェックを受けたからといって、会社側にその結果が知られるわけではありません。結果が会社側に知られることがないということをきちんと労働者側に周知できていない会社がありますが、ストレスチェック受検者を増やすためには適切に周知することが必要でしょう。
②面倒くさい、意味がないからやりたくない。
確かにストレスチェックの質問項目は57項目もあり、質問に回答していくにあたり、20~30分くらいを要します。毎日忙しく働いている中、仕事を中断して20~30分の時間を確保するくらいなら、自分の心の状態は自分でなんとなく分かっているから、面倒くさいので受検するのをやめようとする人が多いようです。
ストレスチェックの主な目的は、メンタル不調者を未然に防ぐ一次予防になります。この中には、年に一回くらい自分のストレスの状況を可視化してみて、心の問題に向き合おうという意味合いが込められています。
ストレスチェックの質問項目の中には、
・ちゃんと食事が取れていますか?
・睡眠時間が確保できていますか?
・支えてくれる人はいますか?
などの質問があります。この質問から今の自分の生活状況を見直す機会を与えてくれるのです。また、自分が高ストレスだと判定された場合は、ストレス負担がかかっているという気づきになります。身体であれば、ちょっと体重が増えてきたから生活習慣病に気を付けなくてはと思うことができますが、心の状態は目に見えないため、気づかないうちにうつ病を発症していたというケースも少なくありません。
毎年受検していて、高ストレスではないからといって、今年高ストレス判定がでないとは限りません。ストレスというのは遅れてやってきます。取返しがつかなくなる前に、年に一回ちょっとだけ我慢してみてストレスチェックを受けてみてください。
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